五郎丸ワイン：「同じ名、ぜひ飲みたい」熊本産が爆発人気

　◇使用するブドウ栽培の「五郎丸地区」が名の由来

　ラグビーのワールドカップ（Ｗ杯）イングランド大会で活躍した日本代表の五郎丸歩選手（２９）と同じ名前が付いた熊本県産の白ワイン「菊鹿（きくか）セレクション五郎丸」に全国から問い合わせが相次いでいる。
使用するブドウが同県山鹿市菊鹿町の五郎丸地区で栽培されていることが名の由来。思わぬ五郎丸人気の余波に製造する熊本ワイン（熊本市）の担当者は「注目されてうれしい」と喜んでいる。

　同社によると、菊鹿セレクション五郎丸は標高約３００メートルで栽培されるブドウを使い、熟した洋梨のような香りや後口も長く続くのが特徴。数々の品評会で受賞歴がある。

　Ｗ杯期間中から問い合わせが増え、１０月下旬には福岡市に住む五郎丸選手の親戚からも「ぜひ飲ませたい」と連絡があり、ＶＩＰ用に残していた２０１４年販売の最後の２本を送った。すると、お礼にワインを手にした五郎丸選手の写真とサインが送られてきたという。

　熊本ワインワイナリー販売部の荒木剛課長（４２）は「熊本は１９年のＷ杯日本大会の開催地の一つなので、ワインでも盛り上げていけたらいい」と話している。今年は今月２１日に数量限定で販売を予定している。７２０ミリリットルで税込み５１４３円。




http://mainichi.jp/select/news/20151106k0000e040188000c.html